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『阿呆船』2015新歓公演
@美大エントランスホール
〜私の好きな色鉛筆、この鉛筆が「阿保船」のマストになる〜
2015年の春、美大のエントランスホールに劇場が現れた。夕日が沈み夜が来るころ、照明に照らされたそれは美大生の日常風景を一変させた。
劇団べれゑの新入生歓迎公演だ。
べれゑは新入生を迎える芝居の会場に彼らがこれからの日常を過ごす場所を選んだ。役者が演じたいを思ったその場所はいつだって劇場になる、そのことを体現させるために。
実物大のサモトラケのニケ像を望む吹き抜けのエントランスホールは寺山修司原作の『阿呆船』を演じるにはうってつけの場所だった。4人の役者を回す回転台、劇中で解体される舞台、その足元から立ち上がってくる阿呆船を描いた絵などもてる限りを出し切ったやりたい放題の舞台が完成した。
4月24日17:30開演
原作:寺山修司
演出・台本:藤本匠
出演:河辺実生子、森田采希子、永井ちなみ、南光太朗、畠里葉、佐郷谷美波、伊藤呼春
照明:本庄亮
協力:劇団アンゲルス、北島早耶可、小田文也
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